介護士の給料は低賃金が定説です。これは紛れもない事実であり、悲しき現実でもあります。全国の介護士の実際にもらっている月給は『手取り20万円前後』だと推測されます。今回は省略して『20万』と書いていますが、そんな給料と働きについてのお話です。
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世間一般的に家族介護は「頑張らない介護」の思考が浸透してきたけど、施設で「頑張らない介護」っていうと凄くサボってるみたいに聞こえる。だから「手取り20万円の介護」でいいかなと思う。
— けんでぃーびすた (@kendyvista) 2019年5月23日
この20万というのは、一般の介護士であれば夜勤も込みの金額です。これがもし、手取りが30万だったらどうでしょう。介護職を目指す若者も少しは増えるのではないでしょうか。
他業種と同じくらいの給料がもらえるのであれば、就職活動を行う際に、他業種と同じスタートラインに立つことが出来るのではないでしょうか。
「介護に興味はあるけど、給料が安すぎて話にならない」という考えの学生を後押しする原動力になるでしょう。
当たり前ですが、それだけ給料の金額は重要です。それだけ介護職員の給料が少ないという事です。少ない給料の中疲弊しながら働いているという事です。
20歳から60歳まで、手取り20万でどうしたらよいのでしょうか。就職したいと思う人間が出てきますか?このあたりを、もっともっと考える必要があると私は思います。
さて、タイトルの『手取り20万円の介護』とは、それ以下でもそれ以上でもない、月給なりの働きをするという事です。
もっと、良い対応をした方が良い…もっと綺麗にリネン交換した方が良い…もっと優しい対応をした方が良い…もっとしっかり情報収集をした方が良い…わかっちゃいるんだけど…
でも、給料20万しかもらってないし…それなりの仕事でいいか…
となるのです。これは必然です。それ以上に頑張ったところで、給料が増えるわけではなく、ただ身体を酷使して疲弊するだけです。
現場では、もっとこうした方が良い、というアイデアはたくさん生まれてきます。しかし、そのアイデアが実現しない事が多いのも事実です。
根底に職員が足りない事もそうですが、そこまでやる必要があるか?という疑念です。これは皆が感じています。私達はそれなりの、月給20万円なりの仕事をやっていればよいのではないか。
頑張って給料が増えるのであれば、その頑張りも報われるでしょうが、せいぜいその頑張りが上司に認められて主任に昇格し手当が2〜3万円増える程度が関の山です。
給料が安いというのは負のスパイラルを生み出します。今回のお話を読んでいただければ、その理由がわかったはずです。
だからどうしたという事ですが、現場はその様な気持ちで働いているという事を伝えたかっただけであります。特に何を期待しているわけでもございません。ご清聴ありがとうございました。
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