ショートの相談員の仕事の一つが新規利用者の獲得にあります。営業の新規開拓にあたる部分ですね。
可能であればリピーターで部屋を埋めたいのは山々ですが、別の施設を使う事になったり、体調不良でショートが使えなくなったり…同じショートを長く使ってくれる人ばかりではありません。
そうなると新規開拓をせざるを得なくなります。新規利用者がリピーターになってくれるのを期待するのです。
新規利用者については↓記事をどうぞ。
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新規利用者がショートを利用する場合、ケアマネを通じて利用の申込みが施設にあります。
その後、新規利用者家族と面談を行い、利用者のADL等の聞き取りを行い、利用契約や重要事項の説明をし、契約を行います。当日の迎えの時間や、緊急時の対応についての説明等もこの時に行います。
この手続を経て、いざ当日新規利用者が利用を開始します。
で、悲しいのが当日宿泊できないパターン。要するに、帰宅願望が強く退所せざるを得ないパターンです。
多くは、興奮、混乱、歩行不安定が付け加えられられます。
泊まってもらいたくても様々なリスクが高すぎて出来ないわけです。事前にそういう兆候がある利用者であれば、念には念を入れて家族にもしもの説明もします。
のっぴきならない理由で泊まれないかもしれないよという説明です。
泊まれそうになければ、家族に連絡して迎えに来てもらったり送っていたりして退所となります。
しかし、相談員の立場としてはこれまで時間をかけて予約から面談まで行った新規利用者です。あっけなく退所になってしまっては、これまでの労力は何だったのかと報われない気持ちになります。
因果な商売です。
しかし失敗も見込んでの新規開拓。初めから断るわけには行きません。怪しい場合でも『やってみなければわかりませんから』と言わざるを得ません。
やってみて駄目だったら仕方がないのです。やってみなけりゃわからんのですよ。やる前からわかっている事などほとんどないのですから。
とは言え「無理でした」と家族に説明するのもツライものです。私が契約して、その私が断っているのですから。
虚しく感じる事もあります。わかっちゃいるけども…
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